<Header>
<Author: 顧況>
<Title: 聽角思歸>
<Format: 格式不明>
<Year: 1965>
<BookName: 唐詩選　下>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 角（かく）を聴（き）いて歸（かへ）るを思（おも）ふ>
<BookPage: 328>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
故園黃葉滿青苔，
夢後城頭曉角哀。
此夜斷腸人不見，
起行殘日影徘徊。
<End Poem>
<Translation>
ふるさとの庭だ。黄ばんだ落葉が青苔の上にいっぱい散りしいている。と思ったとたんに目がさめた。夢だったのか。町の城壁の上から、夜明けの角笛の音が悲しげにひびいていた。こよいのわたしは、腸がちぎれるような思いだった。あたりには思う人の姿も見えなかった。ひとり寝床から飛び出して、そこいらを歩きまわると、有明けの月かげがそとを、うろついていた。
<End Translation>
<Formatted Translation>
ふるさとの庭だ。黄ばんだ落葉が青苔の上にいっぱい散りしいている。と思ったとたんに目がさめた。
夢だったのか。町の城壁の上から、夜明けの角笛の音が悲しげにひびいていた。
こよいのわたしは、腸がちぎれるような思いだった。あたりには思う人の姿も見えなかった。
ひとり寝床から飛び出して、そこいらを歩きまわると、有明けの月かげがそとを、うろついていた。
<End Formatted Translation>